Domino 10.0.1 FP2 では Windows 2019 をサポート、などなどhttps://t.co/vwjHf1Zvpt— Haruyuki Nakano (@harunakano) 2019年5月29日
詳細は リリースノート や FixList をご覧いただくとして、このリリースには日本人にとって必要とはいえないまでも重要な修正がいくつか含まれています。
ひとつは新元号「令和」への対応です。
Notes/Domino の新元号対応
9.0.1 では既に対応済みでしたが 10.0.1 は令和になって約1ヶ月ものあいだ新元号に対応できていなかったわけです。FP2 でようやく「令和」を表示できるようになりました。しかしながら上のガイドによると 10.0.1 で和暦を表示するには少し注意点もあるようです。
なお、私のように趣味で Community Edition を使っている環境では「Notes 10.0.1 の日本語版」や「Domino 10.0.1 Language Pack 日本語版」をダウンロードする術が無く...FP2 だけでは新元号「令和」を表示することができません。
さて、次は DQL への対応です。
FixList を "DQL" で検索してみたところ、FP2 では11の修正があったようです。
実はこれまでの DQL にはクエリーの日本語を正しく処理できない不具合がありました。そしてこの不具合は FP2 で修正予定と聞いていたのです。
そして FP2 リリースと聞いて FixList を確認したのですがそれらしい記載がないため延期かと勝手にあきらめていたのですが、いざ FP2 を適用してみたら不具合は解消していたのです!
なにはともあれ日本語が検索できるようになったということで、日本における DQL の歴史はやっとスタート地点に立ったわけです。(少々大袈裟ですね...)
なお、DQL Explorer でも日本語が検索できました。
ところで DQL といえば、ほかにもに気になっていたことがありました。
それは LotusScript で NotesDominoQuery クラスを使って大量の文書あるいはビューエントリをスキャンする際の制限を緩和するために指定するプロパティ( MaxScanDocs と MaxScanEntries )が Integer 型だったことです。デフォルトが20万のところ、Integer 型では 3万あまりしか指定できず、これでは緩和どころかさらに制限する向きにしか使えません。これが FP2 では Long 型に修正され、21億あたりまで拡張できるようになりました。こちらはオンラインヘルプも Integer から Long に変更されていました。
このほか(まだ未確認ですが) NotesHTTPRequest と NotesJSONNavigator がパワーアップしているようですし、CORS のサポートなどあるようです。
もう少し遊んでみたいと思っています。
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