Domino 12.0.1 の証明書ストア(CertStore.nsf)では、認証機関 としてローカルの MicroCA を指定できるようになりました。
これは自前の証明書発行機関、いわゆる「オレオレ認証局」になります。
仮にブラウザから MicroCA で発行したTLS証明書を使っている Domino サーバーへアクセスすると、ブラウザは「信頼された証明機関から発行された証明書ではない」と警告を表示します。
そういった訳で MicroCA はテスト用途で利用できるもの、と理解しています。
MicroCA のポイントは、DNS プロバイダとか外部からの HTTP アクセスといったものを気にすることなく証明書を作成できることです。
ちなみに Domino 12.0.1 では One-Touch セットアップも機能拡張され、この MicroCA を CertMgr が使えるようセットアップすることで、セットアップが完了した時点でそのサーバー用の TLS証明書 が作成された状態になっていました。ただしサーバー文書等の設定は別途変更する必要がありました。
さて、今回は One-Touch セットアップではなく手動でセットアップした Domino に CertMgr タスクを起動して証明書ストア(CertStore.nsf)を作成した状態から MicroCA を使えるようにします。
証明書ストアを開いて、ナビゲーションから「設定 - 認証機関」とクリックして[アカウント追加]ボタンをクリックします。
2022/02/28 13:15:44 CertMgr: Created MicroCA [dominoMicroCA]
そして認証機関文書のステータスは "有効" に変わりました。
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