2023/12/21

ブラウザの言語を英語にして Nomad Web を開くためのショートカットを作る

巷では噂になっていた、ブラウザで Notes アプリケーションを開発できる「HCL Nomad Designer」がリリースされました!

HCL Nomad Designer は、HCL Nomad Web 1.0.10 の新機能です。リリース情報

実はこれまでの HCL Nomad Web でもアプリケーションを作成することは可能でしたが、指定したテンプレートの設計をそのまま使用できるだけで、HCL Domino Designer を使用しなければちょっとした設計変更もできませんでした。

HCL Nomad Designer を使えば、サーバー上にあるアプリケーションはもちろんのこと HCL Nomad Web のローカルに作成したアプリケーションの設計変更も Designer をインストールすることなく可能です。


とはいえまだ最初のリリースということもあり ACL が設定できないとか慣れたキー操作ができないとかでお世辞にも完璧とか快適とは言えません。

そして Domino Restyle もそうですが、HCL Nomad Designer もブラウザの言語設定を英語にしなければメニューに表示されません。

←日本語   英語→


普段の操作でメニューやメッセージは日本語で使いたいけれど、Designer や Restyle を使うときだけ言語設定を英語に切り替えるのは面倒ですよね。


そこで、常に英語の言語設定で Nomad Web を開くためのショートカット・アイコンを作ってみました。

以下は、私が通常使用しているブラウザである Google Chrome での作成方法です。


まず、Chrome ウィンドウの右上ある現在のプロファイルのアイコンから「追加」をクリックします。


「新しい Chrome プロファイルの設定」では「アカウントなしで続行」をクリックします。


プロファイルの名前を入力(下図では "English" としました)し「完了」をクリックします。


プロファイルを作成したら、再び Chrome ウィンドウの右上にあるプロファイルのアイコンをクリックします。すると、追加したプロファイルの名前(下図では "English")が表示されますので、それをクリックします。

Chrome のアドレスバーで chrome://settings/languages と入力して優先言語のリストにある「英語」の右端にある三点リーダをクリックして「トップに移動」をクリックします。するとリストの最上部が「1.英語」にかわります。

言語設定はここまでです。

次に、ブラウザの起動時に Nomad Web の画面を開く設定を追加します。

Chrome のアドレスバーで chrome://settings/onStartup と入力します。

「起動時」にある「特定のページまたはページセットを開く」で「新しいページを追加」をクリックします。


「新しいページを追加」にある「サイトのURL」へ Nomad Web のアドレスを入力し「追加」をクリックします。

起動時の設定も終わったので Google Chrome の設定は以上です。


次にデスクトップへショートカットを作成します。

まずは Chrome の実行ファイルのパスと、作成したプロファイルのパスを確認するため、作成したプロファイルに切り替わっている状態で、Chrome のアドレスバーで chrome://version を入力します。


「実行ファイルのパス」にある chrome.exe へのパス(上の図の場合、"C:\Program Files\Google\Chrome\Application\chrome.exe")と、

「プロフィールのパス」にある文字列の最も右にある円マークの右にあるフォルダ名(上の図の場合 "Profile 5")を、

次のように組み合わせます。

"実行ファイルのパス" --profile-directory="プロフィールのパス"

上の図から組み合わせると次のようになります。


この文字列をショートカット作成時に「項目の場所」へ入力します。

では Windows デスクトップ上で右クリックして「新規作成 - ショートカット」をクリックします。

「項目の場所を入力してください」の欄へ先ほど組み合わせた文字列を指定して「次へ」をクリックします。

「このショートカットの名前を入力してください。」の欄へ HCL Nomad Web などとわかりやすい名前を付けて「完了」をクリックします。
デスクトップに作成されたショートカットをダブルクリックして開いてみます。


すると Nomad Web のログイン画面が表示されました。※ログイン画面のページの前にいくつかの確認のための画面が表示されるかもしれません


以上です。


まだ試してませんが Edge でも同様にプロファイルを作成できて、そのプロフィール情報の格納場所 "%LOCALAPPDATA%\Microsoft\Edge\User Data\" に "Profile 1" といったフォルダ名で作成されるそうで、起動のショートカットには

"C:\Program Files (x86)\Microsoft\Edge\Application\msedge.exe" --profile-directory="Profile 1"

といったように指定するらしいです。

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